木曜日は作る日
2020.06.10
プライベート
暑さもひと段落
シトシトと静かな工房で過ごす
今日も一歩も外出なし、店主です
今日はプライベートなアイテムの紹介
吊りバンドの話
【ブレイシーズ】
英国での呼び方、アメリカだとサスペンダー
オーダーのトラウザー(ズボン)には「ベルトループ」なし
これで2枚目のオーダーするコットンパンツです
ジャストサイズなので体型が変わるとすぐわかる
基本的には「人前に見せないアイテム」だったりします
本来、男性のシャツ(ワイシャツ)と同じく下着のような存在です
【留め具】
こんな感じになっていて
トラウザーズの内側に専用のボタンをつける必要があります
最近は「クラシック回帰」で、吊りバンドも楽しい
様々なバンドの色、柄がありチョイスできる
昔話、ちょっと紐解いてみます
洋服はヨーロッパの文化です
中世から歴史をもつスーツスタイル
1900年には現在の3ピースに近いものになりました
ウエストの位置もずっと上の方で
ズボンがづり落ちないため
「現在の吊りバンド」なったようです
階級によって衣服も異っていた時代です
通常のベルトは軍人、職人、など広く使われており
利便性から今のスーツにも使われるようになりました
日本はというと、江戸時代までは着物でした
明治時代の開国から
西洋文化であるスーツスタイルが
徐々に輸入されてきました
普通のベルトが多かったと思いますが
「吊りバンド」も少々は持ち込まれたと想像できます
スーツスタイルは
その後、第二次大戦後のアメリカ文化の影響や
アイビールック、バブル期の派手なスタイルと
変化を続けます
「吊りバンド」はいずれにしても少数派だと思います
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