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真珠物語 11

2020.09.25

仕事

  • 真珠物語

少々前にダッシュで駆け抜けました

青く高い空が気持ち良かった

現地へ向かってみるが一番、店主です

 

【三重県 伊勢志摩 英虞湾(あごわん)】

真珠といえばココ

 

阿古屋貝(あこやがい)

シーズンでは無いですが、体験での「真珠の取り出し」

 

取り出してみて、色が綺麗か?テリがあるか?

面白い瞬間です

 

パール

無事に取り出すことができました

養殖真珠とはいえ、自然が生み出す宝物

先人たちの熱意と知恵の結晶だなと

改めて感じます

 

「7世代先のことを考えて判断しよう」

そんな言葉を書籍か誰からか聞いた記憶があります

真珠の採取量も年々減っている現状

養殖真珠が、発明されて約100年

この先も海が守られ、真珠養殖も続くと良いです

 

 

 

 

 

 

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真珠 物語10

2020.09.18

仕事

  • 真珠物語

学ぶって楽しい

何事にも歴史やルーツがあります

紐解いていくと気づきがたくさん、店主です

 

【真珠のイロイロ】

ギュッと濃縮された情報が詰まっています

読み応えがあり歴史の勉強にもなる

アンティークジュエリーの数々

どんな背景で誰が作ったか?想像すると面白いです

 

そして…実際に見ることもできます

リモートやオンラインという言葉を聞かない日はありません

ジュエリーはリアルではないと伝わらない

改めて「リアル」の良さを感じます

これからは、「リモート」と「リアル」のハイブリットへ移るでしょう

 

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真珠 物語 9

2020.06.10

仕事

  • 真珠物語

6月10日、梅雨入り宣言とか

梅雨明けは、7月20日頃なので暫くはシトシトか…

夏日はどこへやら、店主です

 

もし、近所の川で真珠が採取できるとしたら…

実際に、1800年中期、アメリカのニュージャージー州で

\川で採取した貝から「真珠」がでてきた/

ということがあったそうです

 

それを聞いた近所の人が、川へ貝を拾いに行ってみると

小さな真珠が出てきました

その真珠は宝石商ティファニーが買い取ったとして話題になり

人々はこぞって川へ真珠を取りに入ったそうです

川底にはびっしりと貝が生息していて

様々な淡水パールが発見されました

このことを「パールラッシュ」と呼びます

 

淡水パールといって「海水で取れた真珠」とは少々異なります

ちなみに、このミシシッピ川では、その貝をボタンにするための

工場が建てられて多くの「貝ボタン」が作られました

しかも、生産量はイギリスのバーミンガムがトップでしたが

それを上回り世界最大の生産地になったそうです

戦後になり、プラスチックのボタンが主流になり衰退していきます

川で貝拾いをしていて、偶然にも貝を発見

そこから宝石商が貝を買取り、淡水真珠が採取され

貝ボタンの工場ができて繁栄する

面白い歴史です

 

 

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真珠 物語8

2020.05.28

仕事

  • 真珠
  • 真珠物語

半袖が必須になってきました

ようやく灯油ストーブをメンテナンスし押入れへ

衣替えを終えた、店主です

 

養殖前の天然真珠の採取について書いてみます

真珠

天然真珠産地は「ペルシャ湾」

今は採取されていませんが

紀元前から近年まで採り続けられました

日本のアコヤ貝に似た種類だったようです

現在のように養殖はなく

「天然の貝の中から偶然の産物」を求めて海に潜ります

大小様々な船に男性のダイバーが乗り込み

航海に出ると数ヶ月は船上で生活、潜り続けていました

原始的にロープを腰につけて

重りである石などと一緒に潜水

一定期間で引き上げられ、貝を見つければ採取

今みたいな高性能なゴーグルもないので目も痛いでしょう

当然、海中の猛毒を持った魚からの攻撃もある

そんな大変な貝採取から、真珠が採れるのは低確率だったようで

書物によると、35,000個の貝の中で出てきた真珠は21個

その内で商品価値があるのは3個…気が遠くなります

真珠のカフス

「スリランカ」も天然真珠産地であったようです

マルコポーロの東方見聞録にも記されています

ここの海域には鮫も生息し危険が伴いました

その鮫から身を守るため、船には「呪い師」が同船し

鮫を呪文で眠らせる…という書物もあるようです

パール

また採取した貝から、真珠を取り出すことも大変です

ひとつづつ貝をナイフでこじ開けることは容易ではありません

そこで貝を天日干しにして腐敗させ、様々な虫が寄り付き…

この先は文章にはできない光景

きっと悪臭が立ち込めたことでしょう

 

これだけ大変な作業をしてでも

「真珠を採取できる=一攫千金」だったのでしょう

養殖真珠ができる以前の紀元前から近年までは

本当の意味での宝物だったことが想像できます

 

 

 

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真珠 物語7

2020.05.06

仕事

  • 真珠物語

真珠、さかのぼって考えてみる

古い文献や書庫にある参考図書から

何か面白く「へー」がと思っていただければ、店主です

 

今回は、古い時代にはいつ頃?

真珠は「人間との付き合いが最も古い宝石」

pearl

宝石といえばダイヤモンド、ルビーなど想像できる

硬くてカット研磨しないと輝かない

(ダイヤモンドは、新しい文化で生まれたもの)

真珠は貝から「ポロッ」と偶然できた産物で

それだけで美しく神秘的な存在だった

 

真珠

 

紀元前9年まで、さかのぼり古い採掘痕跡があったようだ

ギリシャの詩人「ホメロス」の書いたとされる書に

真珠のことが記されている

紀元前4年のアレクサンドロス大王が築いた

「ヘレニズム文化」においても、宝飾品として愛用する

ローマ帝国でも、富と権力の象徴として真珠は宝物として扱われる

ペルシャ湾や紅海は天然真珠を、命懸けで潜り採掘されていた

 

真珠

プリニウス(AD23-79年、博物学者)が書いた「博物誌」

ペガサスやユニコーンが描かれている中で

宝石の記述があり真珠も出てくる

 

ここまで古いと想像しにくいですが

当時から魅了され貴族のためのアイテムだったこと

採取する海の男たちのロマンは感じられる

 

 

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